ユニバーサル情報デザインについて。

バリアフリーとユニバーサル情報デザインの違い

 

近年まであらゆるWebサイトは健常者を基準につくられてきました。

 

既存のサイト構造のほかに特別なものを設置することでハンディキャップのある方の利便が健常者の水準に達するようにとバリアフリーが進められてきました。それに対しユニバーサル情報デザインは、はじめからだれでも使えるものを用意して同じものをみんなで使うという発想転換によって、初期段階から障害を取り除く考え方です。






ユニバーサル情報デザインの国内における背景

 

日本で急速に進む高齢化

1995年(平成7年)に“高齢化社会”に突入した。

2009年(平成19年)10月の高齢者率(65歳以上の総人口に占める割合)は21.5%

5人に1人が高齢者。

2013年(平成25年)には4人に1人

2025年(平成47年)には3人に1人

世界最速の「超高齢社会」に決定している。

日本は高齢化社会から高齢社会に至る年数がわずか24年間で到達しており、

フランスの115年、スウェーデンの85年、

 

イギリスの47年などと比較しても非常にスピードが早い。

 

 

今後は日本の社会構成年齢分布が逆ピラミッド型になる


情報はバリアフリーからユニバーサル情報デザインへ

 

ユニバーサル情報デザインは「すべて」の人が情報から断絶しないで豊かにくらしていくための構想です。

 

そのために、どのような障害があるのか、まとめてみました。



 

ヨーロッパでは、1990 年頃に障がい者もふつうの生活を送ることを選択できるよう、ノーマライゼーションという考え方が普及しました。

 

当時、障がい者は隔離された施設での生活を余儀なくされていたためです。その考え方は後にアメリカへ広がり、健常者と障がい者の生活を別々に考えるのではなく、同じ物を使い、同じ生活を送ることを起点として考えることで、将来的なコスト面の軽減や、差をつけることで生じてしまう差別意識を取り除いていこうとする考え方で生まれたのが、ユニバーサルデザインです。バリアフリーは、個々の種別にだけ通用する、いわゆる特別なものであり、みんなが使えるものではありません。

 


 

ユニバーサルデザインが目指すもの

 

 

不特定多数の人が利用するウェブサイトを制作する中で、設計・構築・管理運営におけるユニバーサル情報デザインの意識づくりを進め、はじめから誰でも使いやすくて、誰もが利用しやすい環境づくりをすることで、特定したりされたりすることへの偏見や疎外感がなくなり、物理的な障害のみならず精神面への配慮にも繋がります

 


 ウェブサイトのユニバーサル情報デザイン化に必要なツール

 

ユーザーインターフェースの補助ツール設置

視覚に障害のある方がウェブサイトの情報を効率よくえらるようにユーザーインターフェースの補助ツールを設置します。

 

 

【読上げ】コンテンツの内容を音声で読み上げる機能

このツールは、サイトを利用するユーザーのPC環境にインストールされているツールを利用されることもありますが、ウェブサイトへツールを埋め込むことでどなたでも音声読み上げの機能を利用することが可能になります。

また音声の読み上げる範囲をコンテンツ毎に設定が行えるので、余分な情報やページ毎に共通するテキストなどを読み飛ばすことで、ウェブサイトの情報を最適に伝えることができます。

 

【文字/背景色】弱視の方などがより文字を読みやすくするためのツールです。

文字色と背景色を反転させることで文字を読みやすくする効果があります。

白黒だけでなく、コントラストを強めることで線の境目をはっきりさせて、文字や図版を見やすくする効果があります。

 

【文字のサイズ】文字サイズの変更

文字を大きくするためのツールです。ボタンをクリックすることで、文字サイズが大きくなります。

文字サイズが大きくなってもレイアウトが崩れてしまって読みづらくならないように構築を行います。

 

制作&コンセプトメーキング実績

 

上記のユニバーサル情報デザインを組み込んだ制作実績です。

 

このヘレンの会は全国の障害者を支援するだけではなく、その方のサポートをする方々にもご利用頂けるように開発しています。機能面だけではなく運用にも関してもコンセプトメーキングさせて頂きました。