ロゴタイプ、マーク、CI、BIの日本的デザインを深堀してみる。2

ロゴタイプデザインのバリエーションの一例。

ここでは、あくまでも一例をしめしたものでベースになるフォントへの工夫、バリエーションのヒントとしてのデザインの方向性を考える良いかもしれない。

 

ゴシック体のカーブ部分を直線に変更し裁ち落としたデザインのバリエーション


ゴシック体のカーブ部分を生かし先端を裁ち落としたデザインのバリエーション


ゴシック体の曲線部分の先端を細くデザインしたバリエーション


可読性にかける、間違いやすいデザイン。
「ン」「ソ」「ツ」「シ」等の文字は点、はね、はらい、の形次第では間違って認識されることもあるので注意を払いたい。
「ン」「シ」の横方向を意識したデザインでは点を横に寝かせるか浅い傾斜程度にとどめる。
「リ」「ソ」「ツ」の縦方向を意識したデザインでは点を縦にするか深い傾斜を付ける。


タイポグラフィーと業界の関連性は前のブログで述べているが、
その他ユーザ側の共感性を考慮する事として、子供向け、女性向け、性別、年齢を考える場合がある。
一例として、「ドリームランド」のような遊園地のロゴタイプを考えてみる。

①弱々しいのを嫌うのでゴシックをベースに。

②点の部分を円形にして子供向けにデザインした。
③縦線に膨らみをつけて楽しさや玩具を連想させるように。
④セリフをつけ、安定感を出した。

スピード感を表すデザイン。

①ベースはゴシック。
②まず斜体に。
③点の部分を縦線と統一した設計に。
④空間を飛び去る時の鋭さを表すために書体の末端を切り立つデザインへ。


全体の統一。
デザインするときに一文字だけをデザインすることは稀で数文字の構成から成り立つ。だから全ての文字のデザインを統一することになる。その時文字を構成する単位を統一していくこと。


発音とデザインの関係。
タイポグラフィの形は大きく3つ。角ばったもの。丸みを帯びたもの。尖ったもの。ユーザとの共感覚を発音から受けるイメージで共有させることもタイポグラフィを考える要素にもなりうる。商品名のイメージとピッタリなエレメントをもつタイポグラフィは効果的なブランドデザインになりうる。


①カキクケコの発音からは直線的でシャープなデザインを連想。
②ガギグゲゴの濁音は太い直線を連想。
③ラリルレロは細めではあるが滑らかさ。
④バビブベボは丸めの太さをもつ形状を連想。
Aは促音の持つつまり具合から角ばったデザインを連想。
Bは長音の性格を持つので滑らかなデザインを連想。

 

ロゴタイプをデザインする場合、複数の文字の組み合わせで成り立つので全体の発音を捉え最も強く伝わってくるイメージを捉えること。
上の表は50音のそれぞれの行が持っているイメージを表しているので参考になるかもしれない。番号が二つあるものはどちらの要素も含んでいる。
参考文献:河原英介著、レタリングデザインの基礎より